SmartNews Adsでは、ターゲットオーディエンスを細かく絞り込む方法がいくつかあります。この記事では、広告マネージャー v2で利用可能な広告グループのターゲティング設定について説明します。
ターゲティング設定の選択と組み合わせ
各広告グループは、特定のオーディエンスセグメントにリーチするために設計されています。広告グループで選択したターゲティング設定は、その広告グループ内のすべての広告に適用されます。
複数のターゲティング設定(例: 年齢や地域)を選択すると、SmartNewsはすべての選択した条件を満たすユーザーにのみ広告を配信します。
そのため、ターゲティング設定を増やすほど、潜在的なオーディエンスが減少します。例えば、「年齢」「性別」「地域」でターゲティングを設定した場合、その3つの条件すべてに該当するユーザーにのみ広告が表示されます。
なお、SmartNewsではターゲティング広告をオプトアウトしたユーザーに対して広告を配信することはありません。
アクティブな広告グループのターゲティング設定の変更
広告グループのターゲティング設定はいつでも変更可能です。通常、設定の変更が広告に反映されるまでに30分ほどかかります。
設定可能なターゲティングの詳細
各ターゲティング項目の詳細は▼を押下してご参照ください。
- 選択肢:全ての年齢層/特定の年齢層(20歳以下/21~24歳25~29歳/30~34歳/35~39歳/40~44歳/45~49歳/50~54歳/55~59歳/60~64歳/65~69歳/70歳以上)
すべての年齢層をターゲットにするか、特定の年齢層のみに広告を配信できます。
年齢は、ユーザーが提供したプロフィール情報とSmartNews独自の機械学習による予測システムを組み合わせて判定されます。
キャンペーンや商品カテゴリーによって厳格な年齢制限を設定する必要がある場合は、SMARTターゲティングを無効にしてください。SMARTターゲティングは広告パフォーマンスを向上させるために設定を自動的に拡張しますが、時にはターゲティングの意図を上書きする可能性があります。
- 選択肢:全ての性別/特定の性別(男性/女性/不明)
SmartNewsユーザーがプロフィールで選択した性別に基づいてターゲティングできます。プロフィール情報のほかに、性別を予測するシステムも導入しており、アプリを2週間以上利用したユーザーに対して約85%の精度を誇ります。
[不明]を選択すると、現在SmartNewsが性別を特定できていないユーザーにも広告が配信されます。
- 選択肢:全国/特定の都道府県、市区町村
ユーザーの地域は、アプリの使用状況、デバイスの情報、ユーザー設定を組み合わせて判定します。地域情報はリアルタイムで追跡されているわけではないため、地域ベースのターゲティングは、ユーザーが現在いる場所にかかわらず、特定の地域に関連付けられたユーザーに広告を配信することがあります。
サブメニューから、さらに市区町村レベルで絞り込むことも可能です。
※一部選択できない地域もございます。
[さらに表示]の下にある「興味・関心」では、過去30日間に特定のカテゴリに興味を示したユーザーに広告を配信することができます。
SmartNewsは、コンテンツの閲覧状況や広告のインタラクションを組み合わせて、ユーザーの興味・関心を判定します。
- 選択肢:全ての興味・関心/下記より興味・関心を選択
- 自動車
- キャリア
- 教育
- 家族、人間関係
- フード、ドリンク
- 健康的な生活
- エンターテインメント
- ニュース、政治
- ビジネス、ファイナンス
- ペット
- 医療、健康
- 不動産
- ショッピング
- スポーツ
- テクノロジー、コンピューティング
- 旅行
- スタイル、ファッション
- ゲーム
- 選択肢:全てのOS/Android/iOS
AndroidまたはiOSデバイスに限定して広告を配信できます。
サブメニューから、さらにOSの特定バージョンに絞り込むことも可能です。
- 選択肢:全ての回線/3G/4G/5G/Wi-Fi
3G、4G、5G、またはWi-Fi接続ユーザーに限定して広告を配信できます。接続タイプはリアルタイムで判定されます。
- 選択肢:SoftBank/au/docomo
SoftBank、au、またはdocomoユーザーに限定して広告を配信できます。これには、これらのキャリアのネットワークを使用するMVNOユーザーも含まれます。
- 選択肢:全ての配信面/フィード面(ChannnelView)/記事面(SmartView)
Standard Adsでは、フィード面(ChannelView)と記事面(SmartView)2つの配信面に広告を掲載します。
最も効果的な配信を行うため、通常は両方の配信面に広告が配信されます。ただし、どちらか片方の掲載面に絞って配信を行うことも可能です。
配信面を指定した場合
- 配信面を一つに絞り込んで配信した場合、広告のインプレッション数が減ることがあります。
- SMARTターゲティングを選択すると、指定した配信面以外で広告が表示される可能性があります。
- 静止画広告について、指定した配信面に関わらず「正⽅形 1 : 1 のアスペクト⽐」および「横向きの画像 1.91 : 1のアスペクト⽐」両方のバナー画像を入稿する必要があります。
※参照:【広告マネージャー v2】静止画広告を入稿する
配信面の詳細については、運用型広告(Standard Ads)の配信場所/掲載イメージ/配信サイズをご参照ください。
フリークエンシー制限の設定
特定のユーザーに対して広告が表示される頻度を簡単に制御できます。これにより、同じSmartNewsユーザーに繰り返し広告が表示されるのを防ぐことができます。
1[さらに表示]を押下します。
2[フリークエンシー制限]の下で、[ユーザ毎の広告表示回数を制限]にチェックを入れます。
3特定のユーザーに対して1日または1週間あたりに表示する最大インプレッション数を選択します。
FAQ
Q:端末機種によってユーザーをターゲットにすることはできますか?
A:現在、SmartNews AdsではOS(AndroidまたはiOS)以外のデバイス固有のターゲティングオプションは提供していません。ただし、接続タイプのターゲティングを利用して、特定の機種のユーザーに間接的にリーチすることは可能です。例えば、5G接続をターゲットにすることで、より高性能デバイスを使用しているユーザーにリーチしやすくなります。
Q:複数のターゲティング項目を組み合わせることはできますか?
A:複数のターゲティングカテゴリを選択すると、AND条件で組み合わさり、選択したすべてのターゲティング条件を満たすユーザーにのみ広告が配信されます。
このロジックは、カスタムオーディエンスとターゲティング設定を組み合わせる場合にも適用されます。カスタムオーディエンスリストに含まれており、なおかつすべてのターゲティング条件を満たすオーディエンスユザーにのみ広告が表示されます。
Q:広告グループに必要な最小オーディエンスサイズはありますか?
A:厳密な最小オーディエンスサイズはありませんが、ターゲティングフィルターを多く選択しすぎると、オーディエンスが小さくなり、広告のリーチやパフォーマンスが制限される可能性があります。効果的な広告配信のためには、ターゲティング設定のバランスを取ることが重要です。
Q:オーディエンスIDリストをアップロードできますか?
A:[オーディエンス]タブから、独自のIDFA/GAIDユーザーリストをアップロードするか、SmartNews Pixelから取得したウェブサイトのトラッキングデータを使用してカスタムオーディエンスを作成できます。
詳細は【広告マネージャー v2】カスタムオーディエンスを作成するをご参照ください。